事業概要

TOP事業概要 > ブランディングの取組

ブランディングの取組

 これまで本学では「地球共生系」という看板を掲げ、個々の教員がそれぞれの得意とする研究分野で活躍してきた。今回、テーマを「ヒトと動物の共生科学」に特化させ、それに向けた連携プラットフォームを創設することで、多くの教員がバイオデータとして共通の土台で研究を展開、シェアできる環境が整うこととなる。特に動物学、獣医学を主体とする獣医学部と、ヒトの健康を科学する生命・環境科学部が両輪となって連携し、本課題の目標を達成できるよう、学部間を超えて機能するような研究チームを公募することとしている。本学の特徴的な研究活動を基盤とし、世界に先駆けた「動物共生科学の創生による、ヒト健康社会の実現」は本学のみで実施可能なブランディングの高い課題である。

 またこれら研究活動の展開は、本学の研究のブランド付けを進めるのみならず、独創的かつ圧倒的な研究基盤を元に、ヒト健康社会の実現への貢献するものである。さらに本事業で打ち出す研究のブランド化が確立することによって、本学が「よりよい人間社会の実現に向けて、動物との共生がもたらす効果について、教養と実学の両面から学び、そして研究できる大学」としての社会に認識されていくと考えられる。これは、本学の建学以来の精神である「学理討究」を正に具現化したものである。

 この事業により得られた成果は論文発表のみならず、大学WEBサイト、SNS、プレスリリース等を積極的に活用して、本学が絶えず躍動している感をこまめにそして継続的に情報発信していき、研究期間及び事業終了後も国外研究者と交流、連携が取れる体制に努める。さらに国内の共同研究者や各研究チームにおいては、学内外の研究の交流及び連携が図れるように毎年、研究成果発表会を行う。これらの国際シンポジウムや研究成果発表会の内容については、上記発信手段(大学WEBサイト、SNS、プレスリリース、麻布大学雑誌(J. Azabu Uni.)等)において発表する。さらにこれまで共同研究を積み重ねてきた外部企業とも協議を重ねてきた実績をもっている。

 動物とヒトの共生においては「One Health」を基本概念として「動物の健康」や「環境の維持の重要性」が提唱されている。つまり「人間社会」を含め、いずれの健康も欠かすことができないという認識に立ち、それぞれの健康を担う関係者が緊密な協力関係を構築することにより、これらの健康を維持・推進していこうとするものである。本ブランディング事業の成功は、すなわち「One Health」の概念を基盤とする本学のメインテーマである「地球共生系」にも大きな効果をもたらすことは間違いない。

↑TOPへ戻る